薬の中に漢方薬と呼ばれるものがあります。
元々は中国からその原型が伝えられたとされます。
ただ伝えられたのはかなり昔で、その後日本国内で独自に漢方薬の研究が進んでいます。
今日本に出回っているものの多くは日本で新たに作られたものとも言われます。
もちろん中国などでも新たな漢方薬が産まれています。
漢方薬の中でもよく知られているのが葛根湯と呼ばれる薬です。
主成分は葛根と呼ばれる成分で、葛から取られます。
それ以外にもいろいろな成分が組み合わせられて作られる薬で、いろいろな病気の治療に効果があるとされています。
風邪を引いたときに飲むと治療が早く治りやすくなるとも言われます。
西洋薬同様葛根湯にも風邪ウイルスを撃退する仕組みはありません。
主に体温を上昇させる効果が期待できます。
風邪の引き初めはまだ体が攻撃態勢になっていないのであまり体温が上がりません。
その時に葛根湯を飲んで体温を上げると、広まっていないウイルスを撃退してくれ症状が緩和されやすくなります。